がらくた置き場

思ったこととか調べたこととか

終身雇用を期待するのって、リスクでしかないよね。

東芝東証2部降格らしい。
www.huffingtonpost.jp

この記事を読んで思ったのは、「やっぱり終身雇用を全ての前提に生きる」のはリスクでしかないな、ってこと。
(かといって、じゃあ全員スタートアップ!は極論だと思うが。。)

「転職とか起業はリスクで、終身雇用で大企業に勤め上げるのが一番無難」という価値観は未だに根強い。
何故この価値観が今の日本において一般的かというと、高度経済成長期の影響が大きいだろう。
実際、当時は終身雇用で大企業に勤め上げることが、一番(リスク・努力と生涯収入の)コスパが良かったのではないだろうか。

高度経済成長期は、すごく雑に言うと「頑張れば頑張っただけ業績が上がる」ということが約束されている大企業が多かった。
一般的には戦後復興が終わったとか、軍事費負担が少なかったとか、人件費が相対的に安かった、とか色々言われているが、

要するに、

メーカーは「とにかく品質の良いものを全力で頑張って作ろう」ということをしていれば成長できた時代だったのだと思う。
で、メーカーが元気であれば広告とかも出したくなるし、土地開発も(これはおそらく戦後からだが)活発になるし、
メーカー業の社員は給料が良くなれば遊びたくなったりエンタメも楽しみたくなったりするし、、、
みたいな正のスパイラルで全体的に元気だったのが高度経済成長期なのではないだろうか。

要は、色んな企業が「頑張れば頑張るほど業績が上がる」時代だったので、ちゃんと頑張れる人を終身雇用で囲っていたんだと思う。
ついでに言うと、ちゃんと頑張れる = 学歴、みたいな考え方(?) で学歴社会ができたり、年功序列の給与体系ができたのもこの辺なのでは。

翻って今はどうかと言うと、日本の企業全体が「頑張れば頑張るほど業績が上がる」時代ではないのは明白である。
また、もっと言うと「大企業であれば業績を維持できる」とも限らない。
東芝の2部降格もそうだし、電通もデジタル広告で不正とか高橋まつりさんとかあったし、JALの再建とかもまだ記憶に新しい。
そんなにおおごとではない気もするが、UFJも今後10年で人減らしていくとか。

そんな時代に「終身雇用を全力で期待して就職する」のは怖くないだろうか。
終身雇用を全力で期待する、というのは、株で言えば一社に全金額突っ込むみたいな感覚が自分にはある。

ただ、じゃあどうすれば良いの?と言われると自分も何が正解かはわからない。
結果として自分も起業はしておらず、普通に大企業に所属している。

ただ、
・「自分の会社に何か起きるかもしれない」と常に認識すること。
・いつでも転職できるようになるべく多くの学びを業務から得ること。
・起業を常に人生の選択肢に入れて考えること。
・起業でなくとも某イケハヤ的な生き方とかも選択肢に入れること。(念のためだが、自分はイケハヤ信者ではない。)
・要は、食い扶持を稼ぐ方法に制約をなるべく設けずに広い視野を持つこと。
あたりは常に意識している。

この辺を意識できているかどうかだけでもだいぶ人生は変わる気がする。
二度目だが、それでも自分も大企業社員である。

「この事業なら勝てる!」とか「この事業のためなら人生賭けても良い!」みたいなことを感じられるビジネスを考えて(あるいは見つけて)、起業に賭けるというのが幸せなのかもしれない。
それで、自分が勤め上げた場合よりも収入増えるのかは分からないが。(そもそも出世できてたの?とかも影響してくるしね。)
ただ、社内で何もできず、有利な転職もできずにただただ給料下げられる、みたいな状況が一番辛いと思う。

この辺の話、なんとなくモヤモヤしたものが学生の頃からずっとあり、
自分が大学院進学を取り止めたのもこの辺の感覚が主な理由だった。

なんとなく、「あの時このモヤモヤがなければ、大学院を卒業して東芝の研究職が一番可能性高かったなぁ。」と思ったので投稿してみた。